FA: 2008年3月アーカイブ

ファクトリーオートメーション(FA)向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売会社であるSUS株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:石田保夫)は3月29日(土)、国内の生産体制を強化するため、新しい事業拠点となる「滋賀事業所」を滋賀県甲賀市の甲南フロンティアパーク内に開設いたしました。

SUSが滋賀県内に拠点を設けるのは初めてで、昨年9月より着工を進めていた新工場(工場エリア建築面積:4,192.5m2と、事務エリア同:584.282m2)の建設がこのほど完了いたしました。総工費は約8億円、従業員は40人で、新工場では現在静岡本社で担っているアルミ製フレーム、およびアルミパネル、樹脂パネルの切断・加工、アクセサリーパーツのピッキング、製品組立など、主力製品のアルミ製フレームにおける生産工程を段階的に移管します。4月より生産を開始し、徐々に稼働率を高め、8月中旬には全ての移管を終えて稼働率100%とする予定です。なお新工場では、SUSでは初となるAGV(自動搬送車)や自動倉庫システム、DPS(デジタルピッキングシステム)などを導入して生産工程の効率化を図り、アルミ製フレームの生産能力を従来(静岡本社比)の1.3倍となる月産130t(約13万本)に増量します。主力製品の生産を新工場に移管することにより、生産体制を強化するとともに、流通面でも東海、関西、北陸といった広域エリアへの製品供給体制を整えます。

現在、当社の国内製造拠点は、静岡本社、福島(福島県須賀川市)、九州(佐賀県鳥栖市)の3ヵ所、営業拠点は静岡、福島、東京、長野、名古屋、大阪、九州の7ヵ所にあります。滋賀事業所の稼動により、自動車や電機、機械メーカーといった主要顧客の集積する東海、関西、北陸圏へのアクセスが容易になり、国内全域を網羅する販売体制が整備されることとなります。また、2月23日には第二名神高速道路「草津田上」?「亀山」間が開通し、2009年には甲南フロンティアパークから3分ほどの「甲南IC」の開通も予定されているため、運送コストの削減とさらなる納期短縮が可能となります。