FA: 2006年5月アーカイブ

FA(ファクトリーオートメーション)向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売会社であるSUS株式会社(静岡県静岡市、代表取締役社長:石田保夫 URL: http://www.sus.co.jp)は6月30日、タイのランプーン市内に新会社「SUS(Thailand)Co.,Ltd.(SUS タイランド)」を設立し、年内中にもFA機器部品を製造する新工場を建設し、アジアでの自社生産体制を強化していきます。

SUSではこれまで、FA機器に使用するナットの生産をタイの企業に委託しておりました。しかし液晶関連企業の工場新設など景気回復により設備投資が活発に進められるなか、当社FA製品の需要も増加しており、価格、品質、納期といった様々な面で自社生産体制の確立が必須となったため、新会社の設立に踏み切りました。
このほど設立する「SUS(Thailand)Co.,Ltd.(SUS タイランド)」は、資本金1億バーツ(約3億1000万円)とし、社長には石田保夫が就任、新工場の運営を管理していきます。また9月には、タイにおける製造・販売体制の強化のため、ランプーン市内の機械加工製品生産拠点である「Standard Units Supply (Thailand) Co.,Ltd.(スタンダード ユニッツ サプライ タイランド)とバンコク市内の販売拠点「System Upgrade Solution Bkk Co,Ltd.(システムアップ グレード ソリューション バンコク)」の現地法人2社を「SUS (Thailand) Co.,Ltd(SUS タイランド)」に統合いたします。

年内中に完成する新工場は、主にFA機器に用いる焼結金属(ステンレスパウダー)製ナットを月間15万個ベースで生産し、日本国内および東南アジア向けに販売していきます。なお、新工場の本格的な稼動は2007年春を予定しており、初年度は5億バーツ(約15億円)、3年後には7億バーツ(約22億円)の売り上げを目指します。現在、SUSではシンガポールに販売拠点として「Intelligent Actuators Systems Singapore Pte.Ltd(インテリジェント アクチュエーターズ システムズ シンガポール)」を置いておりますが、タイではバンコクに新空港建設などインフラ整備が進められており、ハブ空港として利便性向上が期待されております。SUSでは、シンガポールに加えタイでの製造・販売体制を整備し、将来的にはインドやベトナムなどアジア諸国への販売拡大を図っていく計画です。