SUS株式会社 アルミを進化させるSUS
SUS株式会社 アルミを進化させるSUS

ニュースリリース

2006年02月02日
[ecoms]

アルミ建築システムで駐車場上部に事業スペースを構築。

アルミ建築システムで駐車場の上部空間に事業スペース

アルミ製住宅および建築用アルミ構造材の設計開発、製造、販売会社であるSUS(エスユウエス)株式会社(静岡県静岡市、代表取締役社長:石田保夫 URL: http://www.sus.co.jp)と建築企画・不動産開発を手がける株式会社フィル・カンパニー(東京都千代田区、代表取締役社長:松村方生)はこのほど、一般的に狭く、不整形な土地にアルミフレーム構造材を用いて空間を構築し、店舗やオフィスといった各種スペースとして利用していく事業「フィル・パーク」を開始いたします。

「フィル・パーク」は、都心や市街地における土地を最大限に有効活用し、さまざまな人に活動の"場"を提供することを目的とした事業で、青空駐車場(一般の屋外駐車場。以下「青空駐車場」とする)を用地として活用していくものです。現在、青空駐車場は都内だけで約30,000ヵ所(コインパーキング/月極駐車場を合わせて)ありますが、都市部では駐車場自体が不足しているため、今後とも青空駐車場は増えていくと予想されます。しかし、青空駐車場はビル開発が始まるまでの遊休地であったり、立地・形状の問題から建物の構築が困難といった理由で、駐車場以外の用地としては開発が進んでいないのが現状です。また一方で、新しく事業を始めたいと思っている個人等にとっては、地価の高い都心部を活動拠点とするのは非常に厳しい環境にあります。

「フィル・パーク」は、こうした問題を解決するため、青空駐車場の使用されていない "上部空間"に着目し、駐車場上部に仮設的な建築物を建てることで駐車場としての機能は維持しつつ、新たに設けたスペースを事業用不動産として法人や個人に貸し出していく駐車場活用における新しい事業モデルです。

建物の構造材には、軽量で重機のいらないアルミフレーム構造材を自由に組み合わせて使用します。アルミフレーム構造材は、壁パネル自体が支えの役割を担うため空間の中に支柱をたてる必要がありません。
構築・移動・解体も容易で100%リユースできるため、これまで難しかった狭い土地や不整形な土地でも建築物を建てることができます。また、再開発が決まるまでの短期間の使用にもすばやく対応でき、意匠性にも優れていることから、周りをビルで囲まれた土地で使用しても景観を損なうようなことがありません。
なお、上部空間を利用する借主の負担を軽減するため、不動産賃貸に伴う保証金を"1ヵ月分"に抑えました。駐車場のオーナーにとっては、初期投資なしで駐車場以外の収益も見込めることとなります。
「フィル・パーク」の第一弾として、2006年3月中旬、東京駅八重洲口(東京都中央区八重洲2)にある青空駐車場の上部にショールームを竣工します。なお、事業はSUSが建築システム開発、製造、施工を行い、フィル・カンパニーが企画、設計、開発、賃貸を行います。初年度の売上は4,500万円を見込んでおり、3年後には売上8億円事業への拡大を目標としています。その後はさらに展開を進め、都内に数百箇所の「フィルパーク」稼動を目指します。

くわしくはPDFファイルをご覧ください。[200KB]