SUS株式会社 アルミを進化させるSUS
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ニュースリリース

2010年11月19日
[ecoms]

『SUSアルミ共生建築Competition'10』最優秀賞ほか決定

“アルミによる廃校の再利用”プロジェクト

アルミ製住宅・家具、建築構造材の製造販売を手掛けるSUS株式会社(静岡県静岡市、代表取締役社長: 石田保夫、www.sus.co.jp)が実施した、廃校の活用をテーマとした建築空間デザインコンペティション 『SUSアルミ共生建築Competition'10』の最優秀賞ほか各賞受賞作品がこのほど決定いたしました。

『SUSアルミ共生建築Competition'10』は、永続的に利用可能な環境に優しいアルミと、異素材の建築とを 「相利共生※」させることで、自然環境、文化、経済にとって持続可能な未来建築の形を考えるコンペティションです。 今回のテーマは"アルミによる廃校の再利用"。地方の過疎化や少子化などにより全国で休校・廃校が増えているなか、学校という施設が持つ機能性は残しつつ、アルミを付加することによって新たな価値を生み出し、全く新しい空間として活用するプランを7月1日(木)から9月30日(木)まで募集しました。なお本コンペティションは、モデル校である旧・東山小学校の建つ福島県須賀川市の協力のもと、最優秀賞プランの実現を前提としています。
※相利共生・・・異種の生物が行動的・生理的な結びつきをもち、1ヵ所に生活し、相互に利益のある状態。ヤドカリとイソギンチャク、アリとアブラムシなど共生の一種。

今回は94作品の応募が集まり、安田幸一氏(建築家・東京工業大学大学院教授/審査委員長)、橋本克也氏(須賀川市長)、飯嶋俊比古氏(構造家・飯島建築事務所代表)ならびに弊社代表取締役社長・石田保夫の4名の審査委員により、書類審査が行われました。そしてこのほど、最優秀賞(1点)に、桑原立郎さん(51歳、クワハラオフィス)の作品『あるみんか』が選ばれたほか、優秀賞(2点)、佳作(3点)が選定されました。

最優秀賞に選ばれた『あるみんか』は、アルミという新しい素材を用いながらも、福島県の山間部の田舎という特性を考慮し、地域の住民の方に親しみの持てる古民家をアルミでつくる斬新なデザイン案です。アルミの加工性・軽量性を活かし、アルミ管状材で葺屋根を構築しています。さらには、旧・小学校や民家の耐震補強に中空のアルミ押出材をブロック状に重ねたシースルーの壁構造を構築することで耐震性と意匠性を同時に実現するとともに、これからの建築における「相利共生」の姿を意識した提案となっています(詳細は次々頁をご参照ください)。SUSでは今後、『あるみんか』をもとに細部の実現性や地域との親和性を設計者や須賀川市と協議しながら、実際の建築に向け準備を進めていきます。

なお、本コンペティションの表彰式および展示会を12月10日(金)に恵比寿ガーデンプレイス内のウェスティンホテル東京で行います。

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くわしくはPDFファイルをご覧ください。[1.79MB]